小国郷で昔からよく食べられている野菜の一つに里芋があります。
里芋は直火で焼いて生姜醤油を付けて食べると最高なんですが、
土と繊維質の皮を取り除くのが結構大変で、包丁で皮をむくと身の大部分も削りとってしまいます。
そこで!
どうやらこの辺りでしか使われていないという、芋車の出番です!
今回は千光寺付近の井手で使用されている芋車をご紹介します。
のどかな風景ですね。
これが井手にセットされた芋車!
木の板と竹で組んだ水車のような構造をしていて、中に土や根っこがついたままの里芋を入れて、
水が流れる井手にセットします。
芋車は水のちからでグルグル回って・・・
30分も回すと、土、皮、根っこが取れた白い里芋が!
この方法で洗った里芋は身の部分がほとんど削られず、
このまますぐに調理することが出来ます。
ちなみに、昔は地域で共有の石臼に芋を入れて、足や板でかき混ぜて洗っていたそうです。