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またまた阿蘇が世界に認められました! 世界ジオパークネットワークに加盟!

皆さんもうご存知のかたもいらっしゃると思いますが、
今朝方、カナダで開催されている世界ジオパーク国際ユネスコ会議の閉会式で、
阿蘇が世界ジオパークネットワークへ加盟されることが正式に決定しました!

このサイトでもほそぼそと小国郷を中心とした阿蘇の風景等を紹介してまいりましたが、
私達が住んでいる阿蘇という土地には、世界が認める希少な地形や植物、歴史等、
たくさんの火山に由来する財産が積み重なって存在しています。

そして火山の麓という不利な土地にもかかわらず、野焼きを中心とした営みを続けてきたことで、
太古からの生活の基板が維持されていること。

私達も何故ここにこんな環境が残っているのか、よくわかっていません。
だってこの生活を始めた人たちは、少なくとも1000年前を生きた人達ですから。

黒川温泉 恋人たちの丘からの阿蘇五岳
黒川温泉 平野台から恋人たちの丘

火山噴火の影響も観察することができる鍋ヶ滝
鍋ヶ滝

火山の噴出物による地形を残す遊水峡
遊水峡

これからの阿蘇の課題は、この阿蘇をこれから1000年先へも残していくこと。
そして、いいことだけではない阿蘇をより多くの方へ知っていただくこと。
これからも小国なうはサボり気味ですが、阿蘇小国郷のことを皆さんへお伝えしていきます!

ということで、みんな!阿蘇に阿蘇びに来てね!

HAPPY BIRTHDAY ASO GIAHS !!

阿蘇が世界農業遺産(GIAHS)に認定され、早くも一年が経ちました。

後継者問題やTPP等、まだまだ課題は山積みですが、

阿蘇の農業は間違いなく世界中から注目を集め始めています。

 

今日はちょうど一年を迎える世界農業遺産について、

活用事例や新たな目論見の発表が行われるシンポジウムが地元阿蘇市で開催されたので、

参加してきました。

阿蘇地域世界農業遺産 一周年記念シンポジウム

 

今回最も注目したのは、

「電気自動車の聖地化」による観光と環境の両立

ということで、これから更に増加することが見込まれる観光客と、

それによる排気ガス汚染について、どのように自然環境を守っていくのか?

という問に対して提案された答え。

電気自動車の聖地」阿蘇。

その手始めに、今回熊本日産自動車さんより阿蘇の7市町村に電気自動車が寄贈・貸与され、

今後阿蘇の各地に電気自動車用の急速充電器が設置される計画となっているそうです。

 

阿蘇の農業や観光に欠かせない自動車から

自然に悪影響を及ぼす排気ガスがなくなる日は、

意外と早く訪れるかもしれません。

エネルギー地産地消への試み 小国杉を利用した木質ペレットストーブ

今日はエネルギーについてのお話です。

小国郷は阿蘇外輪山上にあり、標高も500m前後と、南国九州にしては涼しい、もしくは寒い地域です。

つい先日も大雪により、小国郷内では軒並み30cmオーバーの積雪を記録しました。

こういった地域で必ず必要になる暖房と、そのためのエネルギー。

木材を使った薪ストーブがブームと言っても、多くは灯油を使ったストーブや、重油を使ったボイラー等がスタンダードな熱源として普及しています。

 

しかしここは小国郷、小国杉という一流の建材の副産物として、大量の木くずが日々排出されます。

この木くずをエネルギーとして効率的に有効活用できるアイテムが、’ペレットストーブ’です。

通常、針葉樹である杉材は薪ストーブの燃料としては燃焼時間が短いため、あまり好まれていないようですが、この杉材を木質ペレットとして加工することで体積が圧縮され、燃焼時間にも置き場所にもさほど困らない燃料として生まれ変わります。

 

そして今、小国杉の木くずをエネルギー源に変える木質ペレットの製造が、まさに小国郷内で始まろうとしています。

各地でエネルギーの地産地消が盛り上がっていますが、小国郷では最も小国郷らしい方法でエネルギーの地産地消への取り組みがスタートします。