エネルギー地産地消への試み 小国杉を利用した木質ペレットストーブ

今日はエネルギーについてのお話です。

小国郷は阿蘇外輪山上にあり、標高も500m前後と、南国九州にしては涼しい、もしくは寒い地域です。

つい先日も大雪により、小国郷内では軒並み30cmオーバーの積雪を記録しました。

こういった地域で必ず必要になる暖房と、そのためのエネルギー。

木材を使った薪ストーブがブームと言っても、多くは灯油を使ったストーブや、重油を使ったボイラー等がスタンダードな熱源として普及しています。

 

しかしここは小国郷、小国杉という一流の建材の副産物として、大量の木くずが日々排出されます。

この木くずをエネルギーとして効率的に有効活用できるアイテムが、’ペレットストーブ’です。

通常、針葉樹である杉材は薪ストーブの燃料としては燃焼時間が短いため、あまり好まれていないようですが、この杉材を木質ペレットとして加工することで体積が圧縮され、燃焼時間にも置き場所にもさほど困らない燃料として生まれ変わります。

 

そして今、小国杉の木くずをエネルギー源に変える木質ペレットの製造が、まさに小国郷内で始まろうとしています。

各地でエネルギーの地産地消が盛り上がっていますが、小国郷では最も小国郷らしい方法でエネルギーの地産地消への取り組みがスタートします。

ゲストハウスそらいろさん 古民家再生中! #2 小国杉

先月に引き続き、ゲストハウスそらいろさんで

改装ワークショップ第二回 が行われるということで、見学させていただきました!

目についたのは、新品の小国杉の資材!

この色といい、質感といい、普通に住んでいると気づきにくいですが、

光の具合によって輝くような雰囲気を出しています。

この小国杉を使って、ゲストルームと前回カマドを作った土間に物置を作るのが今回のワークショップの内容とのこと。

ゲストハウスそらいろ 小国杉の資材

 

 

ちなみに前回完成したところを紹介できなかったカマド。

ここで炊かれる小国郷産のお米はどれほどおいしいごはんになるんだ・・・?

今度食べに来よう。

ゲストハウスそらいろ かまど

 

 

んで、その横に出来上がった小国杉の物置。

このスペースも木に囲まれた感が凄いです。

ゲストハウスそらいろ 小国杉の物置

 

 

そして今回のメイン、個室になるゲストルーム。

前回はこんな感じで床もない状態でした。

ゲストハウスそらいろ 工事前

 

 

ここに壁と、小国杉の床材が敷き詰められます。

ゲストハウスそらいろ ゲストルーム工事中

 

で、出来上がった壁と小国杉の床。

今回はこの辺りでタイムアップとなったので、

完成図はまた今度ご紹介します。

次回が楽しみだ!

ゲストハウスそらいろ 小国杉のフローリング工事中

 

そして今回このワークショップには前回につづいて東京や県内、隣県の大分から参加者が。

今回はお忙しそうだったので、お話を聞くタイミングがありませんでした・・・

皆さん作業に熱中。

後、南小国町の地域おこし協力隊のカイナちゃんも。

小国郷に来て数ヶ月で小国杉大好きっ子になっちゃってます。

 

ゲストハウスそらいろ 手伝いに着てた荷稲ちゃん

 

今回使用した小国杉の資材は河津製材所さんより。

 

こんな感じでゲストハウスそらいろさん、

小国杉を贅沢に使った古民家再生が進んでいます。

今一番新しい小国杉に寝っ転がるならココ!

 

ゲストハウス そらいろ

 

 

大雪後のお楽しみ? 黒川温泉のかまくらを一挙公開

大雪後の除雪も一段落し、黒川温泉の各地でかまくらが制作されていましたので、

まとめてご紹介します。

かまくら べっちん館前

べっちん館前 旅館 南城苑別館

かまくら 豆腐吉祥裏

豆腐吉祥裏 十数人による大作ですが、撮影時は天気が良かったので、少し融けて縮んだように見えます。

今夜はこのかまくらで鍋パーティーが開催されるとか。

かまくら やまの湯前

旅館やまの湯前 おそらく黒川で最初に制作されたかまくら 形が綺麗です。

かまくら ガソリンスタンド前

ガソリンスタンド前 重機で除雪され積み上げられた雪に穴をほったので、形や色は重視されていないのが特徴。

しかし、重機を使用しているので、大きさは最大級です。

かまくら 駐在所前

 

黒川駐在所前

除雪が一段落したら大人も子供も十年に一度の大雪を楽しんでいました。

ゆーきやこんこん♪

九州と言っても小国郷は標高500mオーバー!

 

降るときは降ります!現在標高700mの黒川温泉で積雪7cm程!

まだまだ降りそうな気配なので、これからドンドン積もるでしょう!

2014/02/13 黒川温泉 積雪 2014/02/13 黒川温泉 積雪

焦らずムリせず!

タイヤのすべり止めはしっかり!

 

辿り着けば雪見風呂が待ってますよ!

 

 

 

空から小国を見てみよう

空から小国郷を撮影する機会があったので、手持ちのカメラで頑張って撮ってみました。

涌蓋山 空撮 

涌蓋山先日の撮影後に雪が降ったので、少し雪化粧しています。

手前の雲に隠れているあたりから南小国町です。

涌蓋山 空撮

小国町と南小国町の中心部付近。

こう見ると、山はほとんど小国杉が植樹されているのがなんとなくわかります。

ちなみに、小国郷の樹は9割位上が杉らしいです。

涌蓋山 空撮

わいた温泉郷付近と風力発電の風車。

 

久住山 空撮

おまけ。

久住山。九州最高峰だけあり、頂上付近は雲の上に見えます。

 

空から眺めてみるだけで、地図でも読み取れない新しい小国郷を感じ取ることが出来ました。

普通に住んでても見えないところまでビッシリ植樹されている小国杉すげえ!

 

 

『南小国町観光まちづくり』シンポジウム

2月12日、『南小国町観光まちづくり』シンポジウムが開催されました。

南小国町自然休養村管理センター

会場の南小国町自然休養村管理センター

 

 

この会は、”日本で最も美しい村””きよらの郷”の実現を目指す南小国町の中で、

農業・林業・飲食・観光・行政等、あらゆる業種のアツい思いを持った方々による2時間超に渡る活動報告と、そこから立ち上がった 南小国まちづくり研究会’みなりんく’

の設立と今後の方針についての報告が行われました。

今回は簡単に会場の様子を。

南小国観光まちづくりシンポジウム ごはん食べ比べ

 

地元でとれた’あきげしき’や’ヒノヒカリ’と、一般に良く流通しているお米との食べ比べ。

南小国観光まちづくりシンポジウム

 

会場のステージ。

今回はスライドを使用した発表がメインでした。

次回からは詳細な発表内容を報告していきます。

何度でも登ってみたい 押戸石の丘

小国郷の絶景ポイント。前回のわいた山につづいて、

今度は北外輪山南よりの’押戸石’の丘’をご紹介します。

わいた山に比べて、この押戸石の丘は、スグ近くまで車で乗り付けることができるので、

比較的手軽に登ることが出来ます。

駐車場から頂上までの距離も、歩いて10分程。

ただし、国道212号船から駐車場までは若干過酷な車道(?)を通行する必要があり、

脱輪等の注意が必要です。

そんな苦労をして到着した頂上からの眺めがコチラ。

DSCN0496 DSCN0510

阿蘇根子岳。手前左端に見える道路が国道212号線。

右端の根子岳に突き刺さるシルエットがミルクロードの電波塔。

DSCN0502 DSCN0503

北外輪山を一望

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正面が久住山、左側、尖った山がわいた山。

駐車場から頂上までの徒歩コースはふたコースあり、片方は途中までウッドチップが敷き詰められて、

足にやさしい歩行感覚です。

天気のいい日はここでボーっとするだけでも阿蘇のパワーをもらえる気がします。

 

駐車場から頂上へ登るには、200円必要ですが、

全く気にならないほど価値があります。

 

詳しくはNPO法人押戸石の丘を御覧ください

 

 

冬の湧蓋山(わいたさん)

特に用事は無かったのですが、数日前わいた山がきれいに見えたので撮影。

DSCN2819

 

小国側のある地点からはきれいに円錐型に見えるので、

小国富士と呼ばれることもあります。

山開きは5月。頂上からは阿蘇北外輪山と久住連山を見渡すことができる、小国中級者向けの絶景スポットです。

【データ】

蓋山(の字を書くことも)

■頂上地点標高1499.5m

■熊本県と大分県の県境にそびえる(頂上は大分県九重町だそうな)

■小国郷からの登山口ははげの湯(岳の湯)温泉から

富士山はちょっと遠い!という方も、暖かくなったらわいた山トレッキングにチャレンジしてみてはどうでしょう?

汗をかいたらふもとのわいた温泉郷でゆっくり疲れをとってください。

小国は農業もスゴイ! 阿蘇世界農業遺産の農業

昨年5月に小国郷のある阿蘇が世界農業遺産(GIAHS)として認定されました。

 

GIAHSとは、簡単に言えば世界遺産の農業版で、詳しくはまたの機会に紹介させていただきたいのですが、

とにかくそのくらいこの辺りの農業も伝統と特色を持っていると言えます。

今回は特に、南小国町の若手農業集団、’百姓いっき’が生産する’おぐにんにく’を熟成させた’おぐにんにく黒’をご紹介します。

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’おぐにんにく’とは、阿蘇の野焼きでにより維持されている牧草を発酵させた堆肥を使って栽培された世界最大級の巨大にんにくで、

一玉の大きさは大人のこぶし大、匂いが少なく、煮込み料理等にも向いているにんにくです。

’おぐにんにく黒’は、この’おぐにんにく’を長時間熱を加えながら熟成させることで、にんにく本来の甘みを残したドライフルーツのような味のにんにくです。

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詳しくはコチラ!

百姓いっき

冬の黒川 湯あかりで湯めぐりできるのは2月末まで!

小国郷の食う寝る遊ぶをお伝えする’小国なう!’

次は遊ぶをお届けいたします。

遊ぶと言っても、今回ご紹介するのはしっとりと湯けむりと竹あかりを眺めながら湯めぐりができる黒川温泉の’竹あかり’です。

全国的に有名な黒川温泉では、ただいま冬の期間に限り竹あかりの点灯が行われています。

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去年から毎年恒例のイベントにするべく実施されていますが、今年の見どころは穴湯前の川!

数十本の竹灯篭と、初めて設置した水の上に浮かぶポワポワした竹の提灯が川一面を照らす幻想的な風景を楽しめます。

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スゴイでしょ?

竹は地元の人たちが切り出しから穴あけ、設置まで竹あかりで有名なちかけんさんの指導のもと数日かけて行いました。

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冬のイベントである竹あかりの点灯は、今月末。2月28日まで。

平日は一部点灯、土日祝日はフル点灯されるので、湯めぐりがてら是非黒川におでかけください。

 

詳細はコチラ

黒川温泉観光旅館協同組合『湯あかり』特設サイト

 

 

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