押戸石の丘からは、野焼きが終わった直後の数週間だけ黒く焼け焦げた草原を見渡すことが出来ます。
阿蘇周辺で3月の中旬頃に行われる野焼きにより、冬を超えて枯れた草原の野草や害虫等が焼き払われ、
まさに真っ黒な焼け野原が残ることになります。
4月下旬になれば黒い地面の下から、新しい緑の牧草が芽を出し、
新しい一年のサイクルが始まっていくんです。
しかし、各所でこの野焼きの存続も危ぶまれるほど、地域の働き手が減少し、
ニュース等で耳にする限界集落に近づいているのも現実です。
この千年の草原をこれから先もずっと残したいと思いませんか?
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